金正恩氏の訪露に期待!北朝鮮・平壌~モスクワ間、約5年4か月ぶりに直通列車が再開へ - 豪華寝台列車で8日間の旅
2025-06-10
読売新聞
ロシア鉄道は9日、北朝鮮の平壌とロシアのモスクワを結ぶ直通旅客列車の定期運行を17日から再開すると発表しました。これは、北朝鮮鉄道省との合意に基づいたもので、新型コロナウイルス感染症対策のため2020年2月に停止されていた約5年4か月ぶりの運行再開となります。
この直通列車は、北朝鮮の首都平壌からロシアの極東都市ハバロフスクを経由し、最終的にモスクワへと繋がります。平壌~モスクワ間の距離は1万キロメートル以上と、非常に長距離ですが、豪華寝台列車を利用することで、快適な8日間の旅を楽しむことができます。
金正恩氏の訪露への利用も?
今回の運行再開は、ロシアと北朝鮮間の関係強化の象徴とも言えます。特に、北朝鮮の指導者である金正恩氏がロシアを訪問する際の移動手段として活用される可能性も指摘されており、注目を集めています。金正恩氏の訪露が実現すれば、この直通列車が重要な役割を果たすかもしれません。
経済・文化交流への期待
旅客列車の運行再開は、両国間の経済・文化交流を促進する大きな一歩となります。これまで、物流は鉄道によって支えられてきましたが、旅客輸送の再開により、観光客の増加やビジネスマンの往来が期待されます。これにより、両国間の経済的な結びつきがさらに強固になることが予想されます。
今後の展望
ロシア鉄道は、平壌とハバロフスクを結ぶ列車も19日から定期運行を再開する予定です。この運行再開を機に、両国間の連携がさらに深まり、新たな交流の機会が生まれることが期待されます。今後の両国関係の動向にも注目が集まります。
列車情報
- 運行開始日: 2024年17日
- 所要時間: 約8日間
- 距離: 1万キロメートル以上
- 主な経由地: 平壌 - ハバロフスク - モスクワ