「能登地震を口実に?」鶴保氏の発言に山本一太群馬県知事、痛烈批判!参院選への影響も懸念
2025-07-10
産経新聞
能登地震の発生を口実に選挙対策?鶴保氏の発言に群馬県知事から痛烈な批判
自民党の鶴保庸介参院予算委員長が、参院選の応援演説で「運のいいことに能登で地震があった」と発言した問題で、群馬県の山本一太知事が10日の定例会見で強く非難しました。
山本知事は「アウト!かばいようがない」と連発し、鶴保氏の発言を許容できない姿勢を明確に示しました。また、「1人区で1、2議席は吹っ飛ぶ」と発言し、今回の発言が参院選に与える影響も懸念を示しています。
被災者への配慮欠如と、政治利用への疑問
山本知事は、能登地震の被災地の現状と犠牲者を思いやるべきだと強調。「胸を痛めない日本人はいないはず。どう考えても、あの表現は出てこない」と述べ、発言の不適切さを強く訴えました。被災者への配慮を欠いた発言として、多くの人々の反感を呼んでいる事態です。
薄ら笑いを浮かべた謝罪会見も批判
さらに、山本知事は鶴保氏の謝罪会見についても「薄ら笑いを浮かべている」と指摘し、誠意に欠けるとして批判しました。今回の発言と謝罪会見の両面から、鶴保氏の対応を厳しく評価しています。
世論の批判と今後の影響
鶴保氏の発言は、SNS上を中心に大きな批判を浴びています。「政治の軽率さ」「被災者への侮辱」といった声が相次ぎ、自民党内にも批判的な意見が出ています。今回の問題が、今後の参院選にどのような影響を与えるのか、注目が集まっています。
山本一太知事の率直な批判は、国民の感情を代弁するものとして、大きな共感を呼んでいます。政治家のあるべき姿を改めて問い直す出来事となりました。