高知県内景気、8か月連続「緩やかな回復」を維持 - 消費は堅調、雇用所得も改善
2025-07-17

日テレNEWS NNN
高知県内の景気、着実に回復傾向を維持
日本銀行高知支店は、高知県内の景気動向を発表し、「緩やかに持ち直している」という判断を8か月連続で据え置きました。6月中旬以降の金融経済概況を踏まえ、高知県経済の現状と今後の見通しについて詳しく解説します。
個人消費は堅調、大型店やコンビニが牽引
県内の個人消費は、大型小売店やコンビニエンスストアを中心に堅調な推移を見せています。特に、家電量販店では販売が好調で、乗用車の新車登録台数も回復傾向にあります。これは、コロナ禍からの経済活動再開や、個人の消費意欲の高まりが影響していると考えられます。
雇用所得も改善、雇用情勢は安定
名目ベースの雇用者所得は、今年4月をピークに横ばい傾向にありますが、依然として前年同月比で増加しており、雇用情勢は安定していると言えます。企業の業績も徐々に改善しており、雇用維持や新規採用にも前向きな姿勢が見られます。
今後の見通し:課題と期待
しかし、依然として世界経済の動向や物価上昇の影響など、不確実な要素も存在します。今後の高知県経済の成長には、これらの課題を克服し、新たな成長エンジンを創出することが重要です。
日本銀行高知支店は、今後の経済動向を注視し、必要に応じて適切な金融政策を講じていく方針です。高知県経済が着実に回復し、持続的な成長軌道に乗ることを期待します。
まとめ
- 高知県内の景気は8か月連続で「緩やかに持ち直している」と判断
- 個人消費は大型店やコンビニで堅調、家電や自動車も回復傾向
- 雇用者所得は改善傾向、雇用情勢は安定
- 今後の課題は世界経済の動向や物価上昇