長寿の秘訣は歩くこと!8000歩で心疾患・糖尿病予防?専門家が解説する健康長寿ウオーキング
2025-07-06

沖縄タイムス
健康寿命を延ばすために、今日からできることといえば、ウオーキングです。東京都健康長寿医療センター研究所の青柳幸利室長は、著書「すべての病気が防げる長生き歩き」で、高齢者に多い心疾患、高血圧、糖尿病などの病気を予防するために、1日に8000歩、早歩き20分を目標にウオーキングを続けることを推奨しています。この記事では、青柳室長にウオーキングがもたらす効果や、効果的なウオーキングの方法について詳しく伺いました。
なぜウオーキングが健康に良いのか?
ウオーキングは、特別な道具や場所を必要とせず、誰でも手軽に始められる運動です。しかし、その効果は侮れません。青柳室長によると、ウオーキングは以下の効果が期待できるといいます。
- 心血管疾患の予防: 血液循環を促進し、動脈硬化を防ぎます。
- 高血圧の改善: 血圧を下げる効果があります。
- 糖尿病の予防: 血糖値のコントロールを助け、インスリン抵抗性を改善します。
- 骨粗鬆症の予防: 骨に刺激を与え、骨密度を高めます。
- 認知機能の維持: 脳への血流を増やし、認知機能の低下を遅らせます。
8000歩、早歩き20分はどのように守る?
「1日に8000歩、早歩き20分」という目標を達成するために、意識的に取り組むことが大切です。例えば、
- 通勤・通学時に一駅分歩く
- 昼休みに散歩をする
- エレベーターではなく階段を使う
- 近所のスーパーまで歩いて買い物に行く
などを習慣にすると良いでしょう。また、歩数計やスマートウォッチを活用して、自分の歩数を記録し、目標達成度を確認することも効果的です。
ウオーキングの効果を高めるポイント
ウオーキングの効果を最大限に引き出すためには、以下の点に注意しましょう。
- 正しい姿勢で歩く: 背筋を伸ばし、視線を前に向け、腕を大きく振るように歩きましょう。
- 呼吸を意識する: 深く呼吸をしながら、リラックスして歩きましょう。
- 無理のないペースで歩く: 息切れしない程度のペースで、会話ができる程度の強さが目安です。
- 水分補給を忘れずに: ウオーキング前、中、後に水分補給を行いましょう。
まとめ
ウオーキングは、健康長寿に欠かせない運動です。今日からできることから始め、楽しみながら継続することで、健康寿命を延ばし、いきいきとした毎日を送りましょう。青柳室長は、「ウオーキングは、病気を予防するだけでなく、心身のリフレッシュにもつながります。ぜひ、日々の生活に取り入れてみてください」と語っています。