女性の生涯月経回数、70年前と比べて約9倍に!増加の背景と健康への影響とは?

2025-03-07
女性の生涯月経回数、70年前と比べて約9倍に!増加の背景と健康への影響とは?
ハフポスト日本版

女性の生涯月経回数、驚きの増加!その背景と健康への影響

第二次世界大戦後の日本において、女性が生涯で経験する月経回数は平均50回程度でした。しかし、現代ではその数は450回前後まで増加しているのです。約70年間で9倍近い変化とは、一体なぜ起きたのでしょうか?

当時の女性の平均寿命は54歳でしたが、現在では87歳まで延びています(※1)。平均寿命の伸びは女性の健康状態の改善を示していますが、閉経年齢はそれほど大きく変化していないにも関わらず、月経回数は大幅に増加しています。この変化の主な原因は、現代女性の「ライフスタイルの変化」にあると考えられています。

ライフスタイルの変化が月経回数増加に与える影響

具体的にどのようなライフスタイルの変化が、月経回数の増加に影響しているのでしょうか?

  • 食生活の変化: 加工食品の摂取増加、栄養バランスの偏りなどがホルモンバランスに影響を与え、月経周期を乱す可能性があります。
  • 運動不足: 運動不足は血行不良を引き起こし、ホルモンバランスの乱れにつながることがあります。
  • ストレス: 現代社会はストレスが多く、精神的なストレスはホルモンバランスに悪影響を及ぼし、月経不順を引き起こす可能性があります。
  • 睡眠不足: 睡眠不足は自律神経の乱れを引き起こし、ホルモンバランスを崩す原因となります。

月経回数増加が女性の健康に与える影響

月経回数の増加は、単なる不快感だけでなく、女性の健康に様々な影響を与える可能性があります。

  • 鉄欠乏性貧血: 月経期間が長くなることで、鉄分の損失が増加し、鉄欠乏性貧血のリスクが高まります。
  • 子宮内膜症: 子宮内膜症は、子宮内膜組織が子宮以外の場所に発生する病気で、月経痛や不妊の原因となることがあります。
  • 更年期障害: ホルモンバランスの変化により、更年期障害がより早く、または重症化する可能性があります。

女性の健康を守るために

月経回数の増加は、現代女性が抱える健康課題の一つです。バランスの取れた食生活、適度な運動、ストレス管理、十分な睡眠など、健康的なライフスタイルを心がけることが重要です。また、月経に関する悩みや不安がある場合は、早めに婦人科を受診し、適切なアドバイスを受けるようにしましょう。

※1: 厚生労働省

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