国民の運動習慣は?20歳以上の約52%が週1日以上運動 - スポーツ庁調査で浮き彫りにされた課題と今後の対策
2025-03-11

NHK
国民の運動習慣、依然として課題が残る?スポーツ庁調査結果を発表
スポーツ庁が実施した大規模なインターネットアンケート調査によると、20歳以上の国民で週に1日以上運動する人の割合は52.7%でした。しかし、現役世代の運動実施率は低く、国民全体の健康増進に向けた課題が浮き彫りになっています。今回の調査は、全国4万人の国民を対象に実施され、運動習慣の実態を把握することを目的としています。結果として、運動習慣を持つ人の割合は半数を超えたものの、世代間の差や地域差も明らかになりました。特に、仕事に忙しい現役世代において、運動時間の確保が難しい状況が伺えます。
調査結果のポイント
- 20歳以上の運動実施率:52.7%
- 現役世代(20~49歳)の運動実施率:特に低い傾向
- 運動の種類:ウォーキング、ジョギング、筋力トレーニングなど
- 運動頻度:週1日以上
スポーツ庁の今後の取り組み
スポーツ庁は、今回の調査結果を踏まえ、企業における運動支援の取り組みを強化していく方針です。具体的には、以下の施策を推進していく予定です。- 企業向けの情報提供:運動プログラムの導入事例や効果に関する情報を提供
- 企業との連携強化:企業が従業員の運動習慣を促進するための支援策を共同で開発
- 運動施設の利用促進:企業や地域における運動施設の利用を促進するためのキャンペーンを実施
スポーツ庁は、「誰もが気軽に運動できる環境づくり」を目指し、企業、地域、個人が一体となって運動習慣を定着させていくことを目指しています。今回の調査結果を参考に、一人ひとりが自身のライフスタイルに合わせた運動習慣を見直し、健康的な生活を送ることが重要です。
健康寿命を延ばすために
運動不足は、生活習慣病のリスクを高めるだけでなく、健康寿命を短くする要因にもなります。健康寿命とは、日常生活に何らかの制限を受けることなく、自立した生活を送れる期間のことです。運動習慣を身につけることで、健康寿命を延ばし、より充実した人生を送ることができます。まずは、ウォーキングやストレッチなど、手軽にできる運動から始めるのがおすすめです。毎日少しずつでも運動を続けることで、徐々に運動習慣を身につけていきましょう。